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長い年月をかけて培ってきた信頼と技術こそがゼニアの魅力。しかしそれだけではありません。さらに常に新しい技術を積極的に採り入れる姿勢など、ゼニアでしか味わうことのできない喜びがこの生地には秘められているのです。
1910年、北イタリアで産声を上げたエルメネジルド・ゼニア。日本では「ゼニア」と呼ばれることも多い世界的にも有名なテキスタイルおよびファッションの老舗ブランドです。もともとは生地を取り扱うテキスタイルとしてスタートし、自社生産の上質な生地を使ったファッションブランドとしても名を馳せています。世界有数の羊毛の産地から極上の素材のみを取り寄せ、自社で生産されるテキスタイルは、そのクオリティの高さから多くのブランドが採用。一説には高級紳士服のおよそ3割がゼニアの生地を使っているともいわれています。
ゼニアの生地で仕立てたスーツは、美しい光沢感と滑らかな肌触りが特徴です。羊毛のみを使っていても、まるでシルクのような風合いを称える生地は、その贅沢すぎる原材料の調達によるもの。オーストラリアを中心とした羊毛の中でも、特に厳選した部位のみを用いることで、見た目にも分かるほどの上質さを生み出しています。またそれらに加えて軽さと耐久性にもこだわっており、ゼニアの生地を使ったスーツは一生ものとしてお使いいただけます。
ゼニアの生地はその種類が数百もあるといわれており、さらに毎シーズン新しい生地も登場。他のテキスタイルメーカーよりも圧倒的に種類が豊富なのもゼニアの特徴です。その中から特にオーダースーツ向けの生地として有名なコレクションがいくつかあるのでご紹介します。
まずゼニアを代表するのが「トロフェオ」と呼ばれるシリーズで、日本では夏を除いた3シーズン着用できるフレキシビリティの高さで人気を博しています。オーストラリア産のスーパーファインメリノウールを使い、滑らかな肌触りと光沢感がこのシリーズの特徴です。
次に有名なのが「トラベラー」で、こちらはその名の通り出張や旅行時に便利な生地。双糸の強撚糸を使うことで生地の復元力を高めるとともに、防シワ加工を施すことでシワそのものが寄りにくくなっています。この「トラベラー」は光沢感が薄いことが弱点なのですが、それを解消するために生まれた「トラベラーシルク」は、シルクをブレンドすることで強燃糸の耐久性と美しい光沢感を実現しました。
ほかにも、太陽の光を反射させる機能的な「クールエフェクト」や、ドライタッチで夏でも快適な「ハイパフォーマンス」など、機能をプラスした新しい生地シリーズも次々と誕生しています。
エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)の取り扱いは?
心斎橋のオーダースーツショップ紹介