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お金を扱うゆえ、信頼感のある印象が大切な銀行員。相手に良い第一印象を与えるためには、身だしなみに気を遣う必要があります。
ここでは、銀行員の方がスーツを選ぶときに押さえておきたいポイントについて解説していきます。
銀行員は、真面目で固いというイメージが強く、お客さんからも安心感や信頼感を獲得することが大切だと言えます。そのため、スーツの色についてはあまり派手な色は避けたほうがいいでしょう。
おすすめの色としては、定番のブラックやダークネイビーのほか、グレーなどが挙げられます。それぞれの特徴について紹介します。
王道のダークネイビーは、幅広いシーンでの汎用性が高く、人気のカラーです。後に紹介するブラックに比べると落ち着きがあり、相手に安心感を与えやすい効果が見込めます。
ダークネイビーと並んで定番色のブラック。シックな雰囲気があり、フォーマルなシーンで活躍します。権威性を感じさせる効果も高いため、特に重要な商談等での着用にもおすすめです。
グレーは、ダークネイビーやブラックよりも親しみやすさを与える印象が強いカラーです。グレーの濃淡によって印象も変わり、明るめのグレーだとカジュアルな印象を与えることもできます。ダークネイビーやブラックに比べると、年齢が上の方によく好まれるカラーでもあります。
銀行員は、誠実さが特に重要になるため、あまり派手な柄は避けるべきでしょう。基本的には無地が望ましいと言えます。
ストライブ柄もNGではないのですが、あまりに太いストライプなどは避けたほうが無難です。印象のインパクトが強いため、誠実さを求められる銀行員の服装としてはあまり向かないパターンもあると言えるでしょう。
また、ストライブ柄で言うと「チョークストライプ」という柄のスーツがあります。ダーク系の生地に白い縦線が入ったスタイルのスーツで、かつて産業革命期以後のロンドンで働く銀行マンが好んで着用していたことから「バンカーストライプ」とも呼ばれています。チョークストライプ(バンカーストライプ)は、そのような背景がありながらも、あまり銀行員には向かない柄と言えます。今でも金融業界で人気のスタイルではありますが、どちらかというと証券会社や保険会社の方がよく着用している印象が強いです。人によっては「銀行員らしくない」という印象を持つ方もいるかもしれません。
銀行員は固い印象を持たれがちで、安心感や信頼感が求められる傾向にあります。その第一印象を大きく司るものが服装になります。
また、銀行員は仕事で接する顧客の幅が広いことも特徴のひとつ。一般市民だけではなく、会社の経営者や取引先の担当者と応対することもあり、シーンに応じた服装の使い分けが大切だと言えます。
銀行員がスーツを用意するときは、なるべく幅広いシーンに対応できるスーツを仕立てるか、シーンによって使い分けができるように複数着用意しておくといいでしょう。