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ビジネスシーンだけでなく、近年ではプライベートやソーシャルシーンでも男性は必ず必要になってくるスーツ。既製品でも日本人に合ったものも多くなってきていますが、やはり自分に合った仕立てのスーツを着ている人は見た目もおしゃれで洗練されたイメージになります。そんなスーツのオーダーと既製品の違いやメリット・デメリットを紹介していきます。
既製品 | オーダー | |
---|---|---|
サイズ展開 | 数種類 | 補正まで可能 |
生地 | 変更不可 | 選択可能 |
納期 | 即納 | 2週間~ |
既製品は一定の規格を大量生産したものの中から自分の体型に最も合うものを選んでいきます。オーダースーツは自分の体型に合わせてスーツを仕立てていくものです。早く比較的安価なスーツがほしいか、とにかく着心地がよく自分にフィットしたスーツがほしいかで選ぶとよいでしょう。
メーカーが一定の規格で大量生産したスーツで、基本的にはすでに完成した状態でお店に並べられているものです。
サイズだけでなく色やデザインなども全て決まっているので、こだわりの強い人には物足りなさもありますが、大量生産されているため安価で手に入るものも多く、裾直しだけで良いため急ぎで手に入ることもオーダーとの大きな違いです。
既製品のサイズは身長とウエストから選ぶことが多いです。細身のものから順にYA体、A体、AB体、BE体、E体、K体があります。同じA体の中でも1~10まであり身長が高いほど数字が大きくなります。
パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの順により自分に合わせた完全なオーダーメイドになっていきます。パターンオーダーはある程度決まった方から近いものを選んでいるのに対し、フルオーダーは採寸したデータから完全に自分の体型に合うものを仕立てます。
マシンメイドとは違い、職人が手縫いで仕上げる、最も本格的なオーダースーツの仕立て方。ある程度スーツのベースとなる型が決まっているパターンオーダーやイージーオーダーとは違い、個人個人の細かな体型や希望に合わせて仕立てる方法。
フルオーダーは、体型の細かいクセまで職人が計算して仕上げていきますので、着心地が良いのが特徴。ただし、職人が一から手掛ける手間をかけた仕立てのため、お金と時間はそれなりにかかります。
いくつかのパターンで組まれている型の中から、自分の身体や希望のシルエットに合ったものを選んで、生地やボタンの種類といった細かなオプションを選択して仕立てるのがパターンオーダー。
工場で大量生産された「ゲージ服」と呼ばれるサンプル服をベースに仕立てていくため、比較的安価で納期も早いことが特徴です。ただし標準体型に合わせてゲージ服が作られているため、体型が特徴的な人はぴったり合うスーツを作ることは難しくなります。
体型に合わせて、マシンを使用してスーツを仕立てるのがイージーオーダー。特徴的な体型でも、パターンオーダーと比較するとよりフィット感があるスーツが作れることが特徴です。
また、仕立てをスーツで仕上げるため店側のコストを削減できるので比較的安価でスーツを作ることが出来ます。
ただし、仕立てる機械によって仕様が変わる部分もあるため、出来上がりのイメージを再現できる採寸やカウンセリングが重要です。経験豊富なテーラーであれば理想的なスーツをして立ててくれます。